スマホじゃキレイな写真は撮れないの?

こんにちは、のすけ(@konosuke_photo)です。

今回は、一眼レフやミラーレス一眼を持っている人なら一度は聞かれたことのある質問「それ、スマホでよくね?」って質問にちょっとだけオタク目線で答えていきます。最初に言い訳しておきますが、「それ、スマホでよくね?」と思っている方向けの記事なので、ざっくりと説明している記事になっていますので、もっと詳しく知りたいって方は、私のInstagramにDMしてみてください。そうするともれなく3時間ほどノンストップで語り始めます。

今、日本で話題のiPhoneや、Google Pixel、Galaxy、Huaweiなど、各社それぞれ独自の目線で、個性のあるスマホを出してきていますよね。それと同時に、カメラ業界では一眼レフの時代からミラーレス一眼の時代へと徐々に移行してきています。時代はミラーレス!って言って、私もミラーレスに移行したい欲を抑えながらも、資金繰りが難航している毎日です笑

今回の記事で使った機材は、iPhoneX、Nikon デジタル一眼レフカメラ D7500 ボディ ブラックNikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED AFS20 1.8GNikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G Fマウント フルサイズ対応です。

目次

スマホでもキレイな写真は撮れる

はい、もう結論が出てしまったようです。これだけ大きな文字で言うのですから相当自信を持っているのでしょうね(・・;

下の青空の写真は、iPhoneXで撮った写真です。iPhoneでもキレイな写真は撮れますね。はい。うん。ええ。

スマホで撮った写真

この写真がキレイだというかどうかは皆さんのセンスにおまかせするとして、それなりにいい写真が撮れたのではないでしょうか?

次に、一眼レフで撮った写真を見てみましょう。

一眼レフで撮った写真

今回は比較をしたいので、RAW現像のない撮って出しの画像を使用しています。

違いがわかりますか?目が肥えている人であれば、朝飯前だと思います。それでは、一体どこの何が違うのでしょうか?

みなさん当ててみてください。

チク…タク…チク…タク…チク…タク…

違いはコレ!

違いは、ボケ画質露出(明暗)の違いです。

ボケの違い

ボケでは何がわかるの?

iPhoneで撮った写真は写真の中心から隅まで、ピントが合っています。一方で、一眼レフで撮った写真を見てみると、奥の建物や池のあたりまではピントが合っていますが、手前の芝生の部分を見てみるとボケていることがわかると思います。この違いは、ざっくりと説明すると、センサーサイズの違いによる違いによるものです。

iPhoneXに搭載されているセンサーは1/2.3型(実際のサイズにして 8.8mm×6.6mm)、一方で撮影に用いたD7500に搭載されているセンサーはAPS-C(実際のサイズにして23.5×15.7mm)です。これらのサイズの差は約13倍です。このセンサーのサイズが大きくなれば大きくなるほど、ボケやすくなるということです。ちなみに、APS-Cの上はフルサイズ、中判、大判などとなります。

画質の違い

画質では何がわかるの?

これは、パソコンのモニタ上やスマホの画面上では非常に違いがわかりにくい部分ではありますが、撮った写真をズームしてみると、よく違いがわかります。この違いは、主に画素数撮る対象の明るさセンサーサイズの違いによるものです。

画素数は皆さんご存知の通り、写真は小さなドット(点)の集まりによって表現されますが、そのドットの数が違い、画素数が多い=ドット数が多い=造形的に細かい表現ができることになります。
撮る対象の明るさについては、スマホで夜に写真を撮るとノイズが発生することが多いと思います。これは、シャッタースピード、絞り、ISOの設定によるものです。ここでは詳しいことは省きますが、気になったら、ググってみるといいかも知れません。今回の写真では、どちらも昼の明るいときに撮ったので、この点では違いがわからないかなと思います。
最後に、センサーサイズについては、ドットとの違いにも似ていますが、センサーサイズが大きいとそれだけ光や色の情報が多くなるため、機械的にスムーズな階調で表現ができます。

露出(明暗)の違い

露出では何がわかるの?

例で示した、画像では空の明るい部分と草原の部分の明るさに差がありますが、パット見ではそれがわからない様になっていると思います。実際に、スマホの写真を撮っているとHDRという意味のわからない3文字をよく見ることがあるかも知れません。このHDRは、ハイダイナミックレンジの略で、写真の暗すぎるところと明るすぎるところをいい感じの明るさに調整してしまおうという技術です。具体的には、みなさんがスマホでシャッターボタンを押すと、暗い部分を明るくした画像と明るい部分を暗くした画像を合成するというものです。

一眼レフ(ミラーレス含め)で写真を撮ると、HDR(メーカーにより呼び名は変わります)は特別に設定しなければ撮影することができません。ですので、RAW現像しなければ、スマホの方が明暗差のある写真をよりお手軽に撮影できるということになります。

一眼レフとスマホの違いのまとめ

ここまで、色々と違いをざっくりと説明してきましたが、理解できましたでしょうか?冒頭にも書いた通り、ちょっとオタク目線が入っていたので、難しい言葉が混じっていて「正直わからない」みたいな声が小さな声で聞こえてきます笑

大きな違いは3つ

  • センサーサイズが違うからボケやすさが変わる!
  • 機材の性能により、画質が変わる!
  • スマホの方が明暗差がある写真を撮るのはカンタン♪

ここで説明した3つ以外にもレンズを交換できたり、機能の違いがあったり、語り尽くすことができません笑。ですが、この記事を読んで、「はーん。なるほどね。色々違いがあって使い分けてるんだな」って思ってもらえればと想像しながら書いていました。

ぜひ皆さんも、写真を見てこんな写真が撮れるようになったらいいなって思ったときには、カメラに投資してみましょう。きっと使っていくうちに写真を撮ることだけに数十万、数百万円かけているオタク(別名: プロフェッショナル)の皆様の気持ちを理解することができるでしょう。

それでは、みなさんも、人混みを避けて写真を撮りに行きましょう笑

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